自動車学校には、指導員と検定員がおり、それぞれ別々の国家資格を取る必要があります。
検定員の受験資格は指導員より4歳年齢が上がり、25歳以上となっています。
指導員の資格がなくとも受験できますが、指導員として自動車学校で働きつつ検定員の資格を取る人がほとんどです。
試験を受ける前に講習会を受けて、深い知識と技能を修得します。
試験は運転技能試験と採点関連の実技試験が行われ、加えて論文試験や面接試験によって検定に関する知識を問われます。
運転技能試験は指導員よりも高い技能が求められるため、難易度もさらに高いです。
それから実技試験では2人の試験官が運転席と後部座席に乗って故意にアクシデントを起こした運転をし、それを助手席に乗った受験者が審査するという流れです。
この試験は最も実践に必要な実技なので、検定員試験の肝と言えます。
全ての試験にパスした後は、事後教養を受講してから検定員として働けるようになります。